においや嗅覚に関する知識や理解はその重要性と比べて、正しく理解されていないのが現実です。その結果、私たちの身の回りでは、においを排除したり、嫌悪したりといった問題が顕在化しつつあります。社会のさまざまなにおい問題を解決するためには、におい、香り、嗅覚に関する正しい知識をもち、その重要性を理解することが大事だと考えます。そのような努力は、口鼻臭や体臭などで悩むひとへの医療面での手助けだけでなく、教育現場におけるいじめの問題などの解決にもつながると考えます。
そこで、環境、医療、教育、文化、食生活、芸術、学術などといったにおいやかおりに関係する領域のエキスパートに集まっていただき、様々な情報を提供できるネットワークを作りました。
正確な嗅覚に関する知識と重要性が理解できるような情報提供をし、未来の社会に向けて、におい教育の場をつくっていくような方向性をめざします。本来、人間は、共有された空間でお互いの存在を五感で感じながら生きることによって、安心感を感じ、QOLが保たれるはずです。味と香りが楽しめる季節感のある食事によって得られる幸福感にもはかりしれないものがあります。においやかおりへの健全な理解と有効利用による豊かな生活構築をめざす時代にきています。
1.におい、香り、嗅覚に関する正しい知識と情報を発信します。
2.におい関係の悩みや問題の手助けとなるような情報を提供します。
3.においや香りを使った企画や展示に協力をします。
4.教育現場での「におい教育」のあり方を提唱します。
◆家庭内の嫌なにおいを減らす方法
『クツの消臭実験をやってみよう!』
①中がにおう靴を1足用意する。
②片方は何も入れず、足を入れる開口部にラップをかける。
③もう片方に、以下いずれかの対策をして、同じようにラップをかける。
A.エタノール水溶液をかける
B.炭を入れる(靴が汚れないようにティッシュで包む)
C.重曹を入れる(布で包む)
D.ピカピカに磨いた十円玉
④一晩置いて、③のものを取り出す。
⑤どちらが対策をした靴か知らせず、どちらがにおうかを多くの人に聞く。
⑥さらに③を取り出したまま、一晩おいて、またにおいを確認する。
実験のポイント
●A~Dのにおい対策は、靴に染込んだにおいに効果があるのか?
●その効果は翌日も効いているのか?(効果の持続性)
◆食とにおいに関する実験
『においによる食欲アップを体験しよう!』
①ウインナーを2個用意する。
②1本は切らずに30分茹でて、あとから切り目を入れる。
③1本は先に切り目を入れてから、30分茹でる。
④ 2つのお皿に②と③を入れ、できるだけ多くの人に 両方を嗅ぎ比べて、どちらが美味しそうか聞く。
実験のポイント
●先に切り目を入れたウインナーは、茹で汁ににおいが溶けてしまい、美味しそうに感じられない人が多いのでは?
実験例を参考に是非チャレンジしてみてください。(実験例1)
◆子ども達が住んでいる街の“においマップ”作り
自分達のまちにどんなにおい(快~不快)があるかを探して、マップ上に書き込んでみよう!









